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温熱商品について
寒さ知らずの電熱グッズを紹介!超軽量なCNTフィルムユニットも解説
寒さ知らずの電熱グッズを紹介!超軽量なCNTフィルムユニットも解説

寒い冬、屋外での活動やバイクの運転などで活躍するのが、電気の力を活用した「電熱グッズ」です。ヒーターベストやヒーター手袋など、近年は数多くの電熱グッズが発売されています。

この記事ではこうした電熱グッズを一挙に紹介、取扱時の注意点まで解説します。さらに超軽量で活用しやすい温熱素材「CNTフィルムユニット」も紹介しますので、製品選びや製品作りの参考になさってください。

寒い冬に電熱グッズが活躍する理由

そもそも電熱グッズはなぜ人気になったのでしょうか?その理由は主に3つあります。

電気の力でとにかく温まるから

1つ目は、電気の力で非常に暖かくなるからです。電熱グッズは内部にヒーター部分があり、電流を通すことで発熱します。よって素材そのものの暖かさを超え、寒い冬も快適に過ごせるのです。

バッテリーつきで持ち運びしやすい

2つ目は、バッテリーつきで持ち運べることです。電熱グッズは原則、モバイルバッテリーに繋いで充電します。このバッテリーごと持ち運べば、いつでもどこでも充電しながら暖かさを享受できるのです。

さまざまなグッズがありバリエーション豊富

3つ目は、さまざまな電熱グッズが発売されていることです。かつてポピュラーだった電熱グッズは、バイク乗りが利用する電熱グローブや、室内で使用する電気毛布などでした。
しかし現在は、実にさまざまなグッズが発売されていて、そのバリエーションは留まることを知りません。よってあなたに合った電熱グッズも見つかりやすいでしょう。

電熱グッズの種類を紹介

次に、代表的な電熱グッズを4点紹介します。

電熱グローブ

電熱グローブは、バイクに乗る人を中心に利用されている手袋のこと。電気の力で手元を暖めることができます。手がかじかんでバイクの操作などを誤ってしまってはいけません。
こうした意味では、電熱グローブを利用することで、安全性をより高められるメリットもあります。

電気毛布、ブランケット

電気毛布や電気ブランケットは、内蔵ヒーターが発熱することで体をぽかぽかと温めてくれる電熱グッズです。
電気毛布をブランケット代わりに使用することもできますが、大きすぎて扱いにくいという懸念点もあります。用途に合ったサイズの電熱グッズを利用するのがおすすめです。

電熱ベスト(ヒーターベスト)

電熱ベスト(ヒーターベスト)は、ベストの背中部分や肩部分などにヒーターが内蔵されていて、電気の力で温まる製品です。
ベストタイプなので、ダウンジャケットなどの下に着用することも可能。屋内・屋外問わず使用できる優れものです。

電熱ソックス

電熱ソックスは、電気の力で足の先端まで暖めることができる電熱グッズです。
足先などの末端神経が通っている部分は、血流が少ないため冷えやすくなります。冷え症が気になる方は、電熱ソックスを試してみるとよいでしょう。

電熱グッズにまつわる素朴な疑問を解消!

電熱グッズを利用したいと思ったとき、いくつか素朴な疑問が湧いてくるかもしれません。そこで多くのユーザーが気になる点について、重点的に解説していきます。

Q1.バッテリーは専用のものを使用するの?

電熱グッズの利用に欠かせないのが、電気を供給するバッテリーの存在です。
このバッテリーはその製品専用のものを利用することもあれば、汎用性のあるモバイルバッテリーを利用することもあります。

どちらを使用するかは製品によって異なるため、購入時の検討ポイントにするとよいでしょう。

Q2.電熱グッズは重いの?

電熱グッズはヒーターやバッテリーつきで利用するため、その重さが気になるケースもあります。特に内蔵されているヒーター部分には電熱線が使用されていますが、この電熱線が多いほど重さが気になりがちです。

より軽量な製品を購入したい場合は、ヒーター部分を軽量化できる「CNTフィルムユニット」内蔵の製品を手に取ってみるとよいでしょう。このCNTフィルムユニットについては、次の章で解説します。

Q3.取り扱う際の注意点はあるの?

電熱グッズを利用する際に注意してほしいのが、低温やけどの危険性です。電熱グッズは電気の力でポカポカと温まりますが、この温度が低温やけどを引き起こしやすい温度に近くなっています。

長時間暖かいヒーターに触れ続けていると、皮膚がやけどを起こしてしまうことも。電熱グッズを直接肌につけないようにし、定期的に使用をストップするなどの工夫が必要です。

また寒い冬に、十分な水分を摂らないまま電熱グッズを使用し続けていると、脱水症状を引き起こす危険性もあります。体調を害さないよう、小まめに水分を摂取するのを忘れないようにしてください。

超軽量ですぐに暖まる!新しい温熱素材

今後、多くの電熱グッズへの搭載が期待されているのが、JERNANO(ジェイナノ)が開発した「CNTフィルムユニット」という温熱素材です。これはどのような素材なのでしょうか。

CNTフィルムユニットとは

CNTフィルムユニットは、カーボンナノチューブ製の極薄フィルムに電圧をかけるだけでフィルムが発熱し、ユニット全体が暖まる仕組みになっています。

なぜカーボンナノチューブを利用しているかというと、非常に軽量で薄く、かつ強度のある素材だからです。さらに熱を伝える効率も非常によいので、温熱素材にはもってこいなのです。
ちなみにカーボンナノチューブが発見されたのは、1971年とかなり前のこと。しかし量産化が難しかったため、製品への活用が見られるようになったのはごく最近です。

今回CNTフィルムユニットの量産化に成功したJERNANO(ジェイナノ)は、その技術に対する特許を中国で複数取得しています。その技術力を武器に、今後日本や海外にも事業を展開する予定です。

CNTフィルムユニットの特徴

JERNANO(ジェイナノ)が開発したCNTフィルムユニットには、どのような特徴があるのでしょうか。主な特徴のうち、ここでは5つを紹介します。
1.超軽量で非常に薄い素材
2.柔らかいので布製品に最適
3.洗濯機洗いできるほど、折り曲げに強い
4.安全機能つきで安心して利用できる
5.システムアップデートが可能。いつでも新しい機能を活用

ではそれぞれ説明しましょう。

1.超軽量で非常に薄い素材

まずCNTフィルムユニットは、超軽量で非常に薄い素材です。その重さは1㎡あたり約5gと、想像できないほど軽量。かつ厚さは最薄部分で5μmと、布製品と比較してかなり薄い素材です。
こうした規格外の軽さ・薄さを実現できたのは、カーボンナノチューブの特性をフルに活かしたからだといえます。よって重さや厚さのある生地に乗せた際にも、最小限の負荷で暖かさを提供できるでしょう。

2.柔らかいので布製品に最適

次にCNTフィルムユニットには、布製品にぴったりの柔らかさがあります。この柔らかさも、カーボンナノチューブの弾力性を活かして実現しました。
従来から温熱製品に使用されているのは、金属線でできた電熱線です。金属線のため、どうしてもゴワつきが出てしまうのが難点。しかしCNTフィルムユニットに換えれば、この難点もクリアできるのです。

3.洗濯機洗いできるほど、折り曲げに強い

CNTフィルムユニットは、手洗いだけでなく洗濯機洗いまでできる優れものです。開発時の実験では、標準的な洗濯機で40回以上洗濯ができました。またその折り曲げ耐性も10万回をクリアしており、強度が相当高いことがうかがえます。

4.安全機能つきで安心して利用できる

最新のテクノロジーを駆使している点も、CNTフィルムユニットの特徴です。先ほど、温熱素材には低温やけどや脱水症状の危険性があるとお伝えしました。

この問題を解決すべく、CNTフィルムユニットには異常電流を検知して電源をオフにしたり、長時間の操作がないと自動的に電源を切ったりする安全機能が備えられています。ユーザーの利便性をより高めるため、テクノロジーの力を活用しているのです。

5.システムアップデートが可能。いつでも新しい機能を活用

このCNTフィルムユニットを使った「JERNANO(ジェイナノ)カーボンナノチューブフィルムフレキシブルヒーティングシステム」は、無線アップデート(OTA)を行うことが可能です。

製品をリリースしてしばらく経ち、改善点が生じた場合には、システムをアップデートすることで、技術を最新の状態に更新。製品の機能的な劣化を防ぎ、ユーザーに長く利用いただくことができるのです。

CNTフィルムユニットを活用した電熱グッズ

CNTフィルムユニットを活用して、今後こうした電熱グッズが発売されると期待されています。

電熱インナー

CNTフィルムユニットの柔らかさや極薄の形状を活かし、通常のインナーにヒーターシステムを搭載することが可能です。インナーの心地よさはそのままに、暖かさをプラスして提供できます。

電熱アイマスク

アイマスクにヒーターシステムを搭載した、電熱アイマスクも開発可能です。疲れた目を熱の力で癒す製品などの開発が期待できます。

電熱帽子

寒い冬に欠かせない帽子にも、ヒーターシステムを付けることが可能です。電熱マフラーや電熱ベストなどと合わせ、活用できるでしょう。

電熱マッサージチェア

日々の疲れを自宅で癒すマッサージチェアのシート部分に、ヒーターシステムを付けるアイデアもあります。ポカポカするシート状で、極上のマッサージが叶いますね。

まとめ

電気の力を使って冷たい体を温める電熱グッズ。近年さまざまな製品が発売されています。その中には電熱線を利用したものが多いですが、今後はそれに代わって、CNTフィルムユニットを搭載する製品が増加するかもしれません。寒い冬こそ、電気の力を借りて快適に過ごしましょう。

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