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夏のキャンプで寝袋は必要?選ぶポイントやおすすめ素材を解説
夏のキャンプで寝袋は必要?選ぶポイントやおすすめ素材を解説

家族でのキャンプやソロキャンプの熱が高まっている近年、キャンプギア(キャンプ道具)を集める方も非常に増えています。キャンプ必需品の一つは「寝袋」ですが、夏のキャンプでも用意すべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、夏のキャンプでも寝袋が必要な理由や、夏用寝袋を選ぶポイントを解説していきます。さらに夏用寝袋の開発におすすめできる新素材も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

夏のキャンプでも寝袋が必要な理由

「夏は暑いから寝袋は要らないのではないか」「荷物になるから、できる限り寝袋は持って行きたくない」といった方は多いかもしれません。しかしキャンプに行く際には、天候の移り変わりや寒暖差を考慮して寝袋が必要となるシーンもあるでしょう。

まずは夏のキャンプでも寝袋が必要な理由を3点解説します。

1.夏の天候が変わりやすいから

夏のキャンプで寝袋が必要な理由の一つは、夏は天候が非常に変わりやすいからです。夏は晴れた日が比較的多い時期ですが、反面雨が降りやすいシーズンでもあります。

特にキャンプといえば「山」が定番ですが、山の天気は特に変わりやすいもの。よって雨風や寒さを防ぐ意味合いでも、寝袋は必須装備です。

2.昼夜の寒暖差が大きいから

夏は親子連れからソロキャンパーまで多くの人がキャンプに出かける時期ですが、昼夜の寒暖差が大きい点には注意が必要です。特に、早朝や深夜はかなり冷え込むため、寝袋を携帯するなど防寒対策を徹底するべきでしょう。

特に暑い場所では日中の気温が40℃まで登ることもあり、シャツ1枚であっても多くの汗をかいてしまいます。ところが日没後には一気に気温が下がるため、気温差が20℃前後になることも。日中の暑さのみを想定してキャンプに行くと、寒暖差で風邪をひく可能性もあるため、寒さ対策として寝袋を持っていきましょう。

3.キャンプ地によっては雪が残っているから

アルプス地方や日本三大雪渓など、キャンプ地によっては夏でも雪が残っているケースがあります。その際には寝袋の持参を含めた防寒対策は必須です。極端な寒さが予想される場所でのキャンプを検討している場合には、夏用寝袋を含め、何を持っていくかを事前にしっかり決めておきましょう。

夏におすすめできる寝袋の特徴とは

寝袋には数多くの種類がありますが、夏の使用を考えるなら「夏用」か「3シーズン対応用」を選ぶといいでしょう。両者の特徴を解説します。

夏用に特化した寝袋

夏におすすめの寝袋は、何といっても「夏の利用に特化した寝袋」です。軽量性とコンパクト性が特徴であるため、持ち運びを重視したい方におすすめといえるでしょう。

寝袋の素材が薄手なので暑い夏でも気持ちよく寝られますが、気温が下がる朝夕は少し寒さを感じるかもしれません。寒さ対策として、ブランケットやタオルケットも一緒に持っていくといいでしょう。

3シーズン対応の寝袋

寝袋の中には、春・夏・秋の3シーズンにわたって使えるタイプもあります。冬以外は使用可能であり汎用性が高いため、「夏以外もキャンプに行きたい」と考えている方に向いています。

寝袋のジッパーを開け閉めすることで温度調節ができるため、少し涼しい場所にキャンプに行く際も十分に対応できるでしょう。

夏用寝袋を選ぶポイント5選

夏用寝袋を選ぶ際には、持ち運びが便利かどうかや形状、素材などに気を配りましょう。購入時にチェックしたいポイントを5点紹介します。

1.持ち運びに便利かどうか

夏用寝袋を選ぶ際には、持ち運びが便利かどうかにこだわりましょう。持ち運びが面倒なタイプやかさばるタイプを購入すると、購入後に面倒さを感じ、結局使わなくなるかもしれません。

2.好みの形状から選ぶ

寝袋の形状は大きく「封筒型」と「マミー型」の2つに分けられます。

封筒型は、その名のとおり封筒のようなかたちをしており、布団のような寝心地のよさが特徴です。基本的にはジッパーを閉めて使用しますが、あえて閉めずに掛け布団のようにも使えます。広めの形状であるため窮屈感もないため、のびのびと眠りたい方におすすめです。

マミー型は、全身を覆うようなかたちをしており、保温性を重視している点が大きな特徴。寒さに強いため、少し涼しい場所でキャンプをしようとしている方におすすめの寝袋です。コンパクト性にも優れており、手軽に持ち運びたい方にも向いています。

3.寝袋の素材で選ぶ

寝袋を選ぶ際には「素材」にも目を向けましょう。寝袋に用いられている中綿は、ダウンと化学繊維の2種類に分けられます。

ダウンは高い保温性が特徴であり、ふかふかした感触に包まれて眠れる点が魅力です。少し冷える夏の朝夕でも、充分に温かさを確保できる素材といえるでしょう。反面、熱帯夜は寝苦しさを感じるかもしれません。

化学繊維は濡れても保温性が失われにくい点が特徴です。また、手入れが楽であり、ダウンと比べて比較的安価な点などもメリットとして挙げられます。コストパフォーマンスを重要視する方におすすめしたい素材です。

4.洗濯可能かどうか

洗濯できるかどうかも寝袋を選ぶための重要ポイントです。特に夏は汗をかきやすい時期であるため、汗を吸った寝袋は「洗濯して使いたい」と考える方も多いでしょう。寝袋は「丸洗いできるタイプ」「手で洗うタイプ」に分かれるため、手間を極力減らしたい方は丸洗いできるタイプを選びましょう。

5.限界温度・快適温度をチェック

寝袋を選ぶ際には、限界温度と快適温度のチェックも欠かさないようにしましょう。

限界温度とは、代謝が高い人が丸まった状態で眠れる温度を指しています。わかりやすく表現するなら「この温度の範囲内であればなんとか眠れる」という温度です。限界温度を上回る、あるいは下回る場合には命に関わるケースもあるため、必ずチェックしましょう。

快適温度とは、多くの人が快適に眠れる温度を指しています。快適温度が低すぎると寝付きにくくなるため、10℃以上のタイプを選ぶといいかもしれません。

夏用寝袋にも適した新素材「カーボンナノチューブヒーティングシステム」

夏用寝袋を開発している方におすすめしたい新素材が、JERNANOが開発した「カーボンナノチューブヒーティングシステム」です。

この新素材は、ナノレベルの炭素素材をフィルム状にしたもので、中国では42件の特許を出願しており、そのうち31件もの認可を受けています。今後、日本でも少しずつ注目が集まることが予想される次世代の素材です。

カーボンナノチューブヒーティングシステムの仕組み

JERNANOは、ナノ素材「カーボンナノチューブ」を採用しています。開発グッズの内部に「カーボンナノチューブ製のヒーター素材」を縫い付けることで電源が接続され、電流を流すことで全体が温まっていく仕組みです。

カーボンナノチューブヒーティングシステムが夏用寝袋に向いている理由

カーボンナノチューブヒーティングシステムはさまざまな特徴を持っており、アパレル製品や寝具などに活用されています。それだけではなく、すでに寝袋を始めとしたアウトドア製品にも導入が進んでいるのです。 ここからは、カーボンナノチューブヒーティングシステムが夏用寝袋の素材に向いている理由を5点解説します。

薄さと軽量性の両立

カーボンナノチューブヒーティングシステムは、薄さと軽量性を両立させた素材です。「1mmの1/1000」であるμm(マイクロメートル)レベルの薄さであるため、どの製品開発にも対応可能な高い汎用性を持っています。

さらに重さもほとんどなく、質量はたったの5g/㎡。この素材を活用することで、重みの少ない寝袋が開発可能です。

デバイスによる遠隔コントロールが可能

カーボンナノチューブヒーティングシステムはBluetooth機能を搭載しており、スマートフォンなどのデバイスによって遠隔コントロールできる点が魅力です。それだけではなく、コントロールボタンも付属しているため、手元での操作も可能な万能性を持っています。

ヒーター部分が水洗いできる

ヒーター部分が水洗いできる点も、カーボンナノチューブヒーティングシステムが持つ特徴です。寝袋の中には水洗いできないタイプもありますが、この素材を使えば洗濯機でしっかり洗える寝袋が開発できるでしょう。

実験段階では、洗濯機で40回以上洗っても性能が落ちないとの結果が出ています。

折曲げ耐数10万回以上

カーボンナノチューブヒーティングシステムは耐久性が高い素材であり、折り曲げ耐数は10万回以上にも及びます。寝袋は持ち運ぶ際には丸めてコンパクトにしますが、この動きにも充分耐えられる性能を持った製品が開発可能です。

柔らかく寝やすい素材

カーボンナノチューブヒーティングシステムは、独自の保護絶縁膜でフィルムを包み込む形状でつくられている点が特徴です。これにより、どのようなシチュエーションでも寝やすい柔らかな感触の寝袋が開発できます。

まとめ

キャンプの人気が高まっている今、キャンプギアとして寝袋の需要もしばらく続くでしょう。夏でも使用できる寝袋を手に入れて、快適なキャンプを楽しんでみてくださいね。

また夏用寝袋開発にも向いている新素材として、ぜひカーボンナノチューブヒーティングシステムの導入もご検討ください。

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